人口規模としてはバーミンガムに次ぐ英国第3の都市ですが、歴史的な経緯もあってか、第2の都市といわれることも多いようです。
かつての産業革命で発展した都市のひとつとして有名ですが、現在では金融、学術、音楽、サッカーの街として広く知られています。
リバプールに非常に近く、50kmほどしか離れていません。また、首都ロンドンにも電車で2時間程度で行ける場所に位置しています。
気候は、北海道より緯度が高いところにありますので、日本と比べて冬は寒く、夏は涼しいのですが、1年を通した温度変化は日本より緩やかです。
イギリスの気候といえば雨と曇りが多いイメージですが、マンチェスターも例に漏れず、雨がよく降ります。
ただ、降水量自体は日本より少ないので、小雨が降ったり止んだり移ろいやすい反面、土砂降りなどの激しい雨に見舞われることは多くありません。
街の佇まいは落ち着いたもので、レンガ造りのイギリスらしい町並みを楽しむことができます。古い建物もかなり残っており、産業革命で発達した水運のなごりも各所で見ることができます。
一方で、世界的な「再開発」の流れにより、サルフォード・キーズに代表される、非常に近代的なエリアが次々と出来ています。
イギリスと言えば「鉄道」の母国ですが、古い路線はかなり淘汰されていった反面、再開発により、トラムなどの新しい交通機関の整備がなされ、都市計画・再開発の好例としても注目されています。
このように古いものと新しいものが混在しているのが、最近のマンチェスターの魅力といえるでしょう。
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この写真は2015年度に参加された方より提供していただきました。 |
奥にそびえ立つのは、ヒルトンホテル。手前に小さく佇むのは、古代ローマの砦の遺跡。
マンチェスターの過去と現在を象徴する風景です。